📚 目次
2026年9月16日、Asanaは 「Agentic Work Management(AWM)」 を発表しました。
AWMは、人とAIがそれぞれの強みを活かしながら協働する、新しいワークマネジメントの考え方です。 Asanaは、これまでの「タスク管理ツール」から、AIを活用して業務の実行や意思決定を支援するプラットフォームへと進化しました。
🌟 Agentic Work Management(AWM)とは
AWMは、Asanaが提唱する次世代のワークマネジメントの考え方です。
人が判断や意思決定を行い、AIが情報整理や分析、業務の実行を支援することで、より効率的な働き方を実現します。
AWMを支える代表的なAI機能群として、以下の機能が提供されています。
✅ Asana Dash
AIが優先事項を整理し、次に行うべき仕事を提示
✅ AI Teammates
実際の業務フローの中でチームを支援するAIエージェント
✅ AI Studio
AIを活用した業務自動化を構築するための機能
💡 補足
今回のアップデートにより、Asana DashとAI Teammatesは全プランで利用可能になりました。
一方、AI StudioはAWMを構成するAI機能群の一つですが、利用には追加契約が必要です。
🔄 何が変わったのか
今回のアップデートでは、これまで追加契約で提供されていたAI機能がAWMの中核機能として位置付けられ、多くのユーザーがAIを活用しやすくなりました。
特に、Asana DashとAI Teammatesはすべてのプランで利用可能となり、無料でもAI機能を試せるようになっています。
📌 今回の主な変更点
- Asana Dashが全プランで利用可能
- AI Teammatesが全プランで利用可能
- 管理者向けのAI利用状況・コスト管理機能を追加
🎟️ AI利用回数について
Asana DashとAI Teammatesは、共通のAIリクエストプールを利用します。 プランごとに、以下の無料枠が提供されます。
| プラン | AIリクエスト数 |
|---|---|
| Starter/Advanced | 5リクエスト/ユーザー/月 組織全体で月間最大50リクエスト |
| Enterprise/Enterprise+ | 5リクエスト/ユーザー/月 組織全体で月間最大250リクエスト |
💡 AIリクエストのポイント
- Asana DashがAI Teammatesへ作業を引き継いだ場合にリクエストが消費されます。
- 情報検索やタスク更新など、Asana Dashの一部の基本操作はリクエストを消費しません。
- 無料枠は毎月更新され、未使用分は翌月に繰り越されません。
- AI Studioで使用するクレジットは、AI TeammatesのAIリクエストとは別に管理されます。
すでにAsanaをご利用中の場合、特別な申し込みや移行作業を行わずに、Asana DashやAI Teammatesを試すことができます。 まずは無料枠を活用して、日常業務でAIをどのように活用できるか確認してみましょう。
🧠 Asana Dashとは
Asana Dashは、目標や優先事項を理解したうえで、その日に対応すべき業務を整理してくれるAIアシスタントです。
会議・メール・未対応タスクなどの情報を横断的に把握し、「次に何をすべきか」を提示します。 「AI秘書」のような存在と考えると、イメージしやすいでしょう。
主な利用例
- 📋 今日優先して対応すべきタスクの確認
- 📈 プロジェクト状況の把握
- 📝 タスクやプロジェクトの要約
- 🤝 会議前の情報収集
- 🔍 Asana内の情報検索
AIリクエストを消費しない主な操作
Asana Dashでは、以下のような日常的な操作はAIリクエストを消費しません。
- 情報の検索
- 確認や明確化のための質問
- Asana内の作業に関する質問
- Asanaの機能や使い方に関する質問
- タスクやコメントなどの基本オブジェクトの作成・更新
- 既存コンテンツの編集・要約
💡 ポイント
外部ツールとの連携、Web検索、長文生成などの複雑な作業をAsana Dashが完了した場合や、AI Teammatesへ作業を引き継いだ場合にAIリクエストがカウントされます。
🤖 AI Teammatesとは
AI Teammatesは、実際の業務フローの中でチームと共に働くAIエージェントです。 あらかじめ用意されたAIエージェントを利用することで、業務内容に応じた支援を受けられます。
マーケティング、オペレーション、ITなどの業務に対応した、30種類以上のAIエージェントが用意されています。
自らの業務に合った独自のエージェントを作成することも可能です。
※弊社では、「語尾を関西弁にして」みたいな指示をした少し遊びのあるエージェントもいます笑
提供されるAIエージェントの例
📊 プロジェクト管理
- プロジェクトマネージャー
- ポートフォリオアドバイザー
📈 分析・レポート
- インサイトアナリスト
- キャンペーンアナリスト
🎫 問い合わせ・受付業務
- ITリクエストエージェント
- オペレーションコーディネーター
✍️ コンテンツ作成
- コンテンツライター
- クリエイティブプロデューサー
📌 AI Teammatesの特徴
- 業務別に構築されたAIエージェントを利用できる
- Asana上の業務フローや情報を踏まえて作業を支援する
- 独自の指示や参考資料を使ってスキルを調整できる
- ID・権限・監査証跡を備え、AIのアクションを管理できる
- 自分たちでもエージェントを作成可能
⚙️ AI Studioとは
⚠️ ご注意ください
AI Studioは、今回すべてのプランへ標準提供された機能ではありません。 利用には追加契約が必要です。
AI Studioは、AIを活用した業務自動化をノーコードで構築できる機能です。
従来のルール機能では難しかった「内容を理解したうえで判断する処理」をAIに任せることで、受付・分類・振り分け・チェック・レポート作成などの業務を自動化できます。
主な活用例
- 📩 問い合わせ内容の分類
- 👤 担当者への自動割り当て
- 🚨 タスクの優先順位付け
- ✅ 入力内容や申請内容のチェック
- 📊 プロジェクト状況のレポート作成
- 📝 要約や説明文の自動生成
例えば、フォームから受け付けた依頼内容をAIが読み取り、内容に応じて適切な担当者やチームへ自動で振り分けるといった運用が可能です。
💡 ポイント
AI Studioで使用するクレジットと、Asana Dash・AI Teammatesで使用するリクエストは、それぞれ独立した利用枠として管理されます。
🔐 管理者向けの機能
AWMでは、組織におけるAIの利用状況やコストを管理するための、管理者向け機能も提供されています。
管理者が確認・設定できること
- ✅ AIの利用状況の確認
- ✅ 使用量が上限に近づいた際の通知
- ✅ 利用上限(Spend Limit)の設定
- ✅ ユーザーごとの利用状況の確認
- ✅ AI Teammatesの利用可否の設定
- ✅ AIエージェントごとの利用状況の分析
- ✅ 使用状況データのCSV出力
これにより、組織内でAI活用を進めながら、利用状況やコストを適切に管理しやすくなっています。
📝 まとめ
今回のアップデートは、単なるAI機能の追加ではありません。
Asanaは、これまでの「タスク管理ツール」から、 「人とAIが協働するワークマネジメントプラットフォーム(AWM)」 へと進化しました。
AWMでは、以下のAI機能群を組み合わせることで、情報整理から業務の実行、自動化までをAsana上で支援します。
- ✅ Asana Dashが優先事項や次に行うべき仕事を整理
- ✅ AI Teammatesが実際の業務フローの中でチームを支援
- ✅ AI StudioがAIを活用した業務プロセスの自動化を実現
特に今回のアップデートでは、Asana DashとAI Teammatesが全プランで利用可能になったことで、多くのユーザーがAI活用を始めやすくなりました。
まずはAsana DashやAI Teammatesを活用し、情報検索やプロジェクト状況の確認など、日常的な業務からAIを取り入れてみてはいかがでしょうか。🚀